- ■カーネル構築
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ここまででシステムのインストールが終わりましたが、まだLinuxOSの核である、 カーネルがインストールされていません。そこで、Portageシステムを使ってカーネルのソースを持って来ます。 ここで、XFSを使うのでxfs-sourcesをemergeします。
# emerge sys-kernel/xfs-sources
ソースは/usr/src/linuxに入るので、移動してカーネルの構築を行います。
# cd /usr/src/linux # make menuconfig
このコマンドを実行すると、カーネルオプションを色々設定する事が出来ます。これは個人の好みで設定して下さい。 ただし、一番上にある、
Code maturity level options --->
の中にある、
[ ] Prompt for development and/or incomplete code/drivers
をチェックしてから、トップメニューの下の方にある
File systems --->
の中にある
[*] /dev file system support (EXPERIMENTAL) [*] Automatically mount at boot
には必ずチェックして下さい。でないと、起動時にエラーが出てしまいます。当然、XFS Supportにもチェックが必要です。 カーネルオプションの設定をして、セーブして終了したら、カーネルのコンパイルです。
# make dep && make clean bzImage modules modules_install
終わったら、出来上がったカーネルイメージを/bootにコピーします。
# cp -p /usr/src/linux/arch/i386/boot/bzImage /boot