- ■ 追加ツール
-
次にシステムログを取る為のデーモンと、XFS用のツールを入れましょう。 これを入れておかないと何らかのエラーが起こった時、対処のしようがありません。
# cd /usr/portage # CONFIG_PROTECT="-*" emerge sys-apps/sysklogd sys-apps/xfsprogs
Portageって便利ですね。このコマンドだけでコンパイルからインストールまで全部終わります。 さてインストールが終わったら、ブート時に自動起動させるためにおまじないをします。
# rc-update add sysklogd default
これは、「sysklogd」を、「default」のランレベルに加えるというものです。 この「sysklogd」というのは/etc/init.d以下に、 「default」というのは/etc/runlevels以下に情報があります。
- ■ fstab
-
次は/etc/fstabの設定です。例によって、nano -wを実行します。
# nano -w /etc/fstab
/dev/hda1 /boot ext3 noauto,noatime 1 1 /dev/hda2 / xfs noatime 0 0 /dev/hda3 /usr xfs noatime 0 0 /dev/hda4 none swap sw 0 0 /dev/cdroms/cdrom0 /mnt/cdrom iso9660 noauto,ro 0 0 /dev/floppy/0 /mnt/floppy auto noauto,rw,user 0 0 proc /proc proc defaults 0 0
こんな感じになると思います。
- ■ ネットワーク設定
-
次は、ネットワークの設定を起動時に自動でやってくれるように設定します。 以下のファイルを自分用に編集しましょう。
##### /etc/hostname ##### emilia.comlab.soft.iwate-pu.ac.jp ##### /etc/hosts ##### 127.0.0.1 localhost.localdmain localhost 172.16.145.128 emilia.comlab.soft.iwate-pu.ac.jp emilia ##### /etc/conf.d/net ##### alias_eth0="172.16.145.128" broadcast_eth0="172.16.145.255" netmask_eth0="255.255.254.0" gateway="eth0/172.16.145.254"
編集が終わったら、ブート時に起動するためのおまじないをかけます。
# rc-update add net.eth0 default
これで完了です。
- ■ ブートローダ
-
Linuxを起動させるためには、リブートする前にGRUBやLILOなどのブートローダをインストールして、 更に設定も行っておく必要があります。
# cd /usr/portage # export CONFIG_PROTECT="-*" # emerge sys-apps/lilo or # emerge sys-apps/grub
これだけでコマンドのインストールは完了するので、あとは適当に設定ファイルを自分用に書き換えて、 ブートローダのインストールを行います。ブートローダについての詳しい説明は省きます。
(GRUBについてはgrubを使おう、 LILOについてはLILO READMEが分かりやすいです) - ■ 完了!
-
あとはCDを抜いてリブートします。
# exit # cd / # umount /mnt/gentoo/proc # umount /mnt/gentoo/boot # umount /mnt/gentoo # umount /mnt/cdrom # reboot
無事リブート出来て、ログインプロンプトが出ればインストールは完了です。